スペインの語り部、アントニオからのメッセージ#3

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肉とワインを楽しもう~カスティーリャ・イ・レオン

スペイン語で”Asadosとは、“ローストした肉“という意味です。中でも羊や子豚のローストが人気ですが、スペインでは500年以上も前から変わらぬ方法で調理されている定番メニューです。

カスティーリャ・イ・レオン州(下の地図で赤く塗られた州)の南部には、アビラ(1,000年以上も前に築かれた城壁に囲まれた町)、セゴビア(2,000年以上も前のローマ帝国時代に築かれた水道橋で有名な町)、サラマンカ(1,134年に創設された、世界で3番目に古い現存する大学のある町)、バリャドッリド(メディナ・デル・カンポ、トルデシリャス、ペニャフィエル、メディナデリオセコなど無数の観光名所を抱えています)などの多くの古都があります。

これらの町は海からは遠くはなれている為に、古くから豚や羊などの家畜を主な栄養源としていました。幸運なことに、この地域では古くからワインが生産されており、素晴らしいワインと、これらの肉料理を一緒に楽しむことができたのです。この地域には優れたワイン産地であるD.O.ルエダD.O.トロD.O.シガレスD.O.リベラ・デル・ドゥエロなどがあります(下のワイン産地を示した地図中で、緑に塗られた地域です)。2,000年も前に書かれたローマ帝国時代の書物には、すでにこの地域でのワイン造りについての記述があります。つまり、2,000年も前からこの地域ではワインが造られていたということです。この地域に優れたワインの産地が多く存在するのも納得ですね。

私の父はバリャドリッドの出身です。私自身はマドリッド生まれのマドリッド育ちなのですが、父の血が流れているせいか、ロースト・ラムとバリャドリッドの赤ワインの組み合わせは私の大好物です。

 

私のお気に入りのレストラン~LA TAHONA

マドリッドの私のお気に入りのロースト肉のレストランは、“LA TAHONA”というところです。まずここでは、揚げソーセージ(チョリソ)をオーダーし、次にマッシュルームとグリーン・アスパラバス入りのスクランブル・エッグ(これがとにかく美味しい!)をオーダーします。

 

そして最後にロースト・ラムです。付け合わせにはサラダとフライド・ポテトをオーダーします。

そしてもちろん赤ワインも一緒に。お気に入りはD.O.リベラ・デル・ドゥエロの赤ワインです。

ロースト・ラムを調理するオーブンはこんな感じです。

 

デザートは、先週はちょうどイースターの時期でしたので、この季節ならではの“トリハス”を頂きました。これはミルクに浸したパンを解き卵でコーティングし、オリーブオイルで軽く揚げたお菓子です。

 

お店のデータ:

LA TAHONA

住所:            Calle Capitán Haya, 21, 28020 Madrid
http://www.asadordearanda.net/en/content/madrid-la-tahona

電話:       91 555 04 41
ファックス: 91 556 62 02
メール:        madrid@asadordearanda.com

営業時間:
13.00 – 16.00 (昼)・ 20.30 – 24.00(夜)
日曜の夜は休業

 

ロースト・ラムのレシピをご紹介しましょう。


材料:

羊の肩肉:かたまりを二つ
ニンニク:8かけら
バター:50グラム
ローズマリー:1束
パセリ:1束
塩:少々

  1. まず、オーブンを165度に加熱します。
  2. ニンニクは皮を剥き、半分にカットします。パセリはよく洗い、みじん切りにします。
  3. 羊の肩肉に塩を適量ふり、耐熱皿に入れます。そしてバター(もしくはその代わりにオリーブオイル)をまんべんなく肉に塗ります。
  4. 同じ皿にニンニクとローズマリーを入れ、水を2カップ入れます。そしてオーブンで30分火を通します。
  5. 30分経ったところで、オーブンから皿を取り出し、肉をひっくり返してさらに30分加熱します。
  6. 30分経ったら、オーブンから皿を取り出し、さらに肉を皿から取り出して、肉に塩とみじん切りにしたパセリを適量ふります。
  7. 肉を皿に戻し、水を2カップ上からかけます。
  8. 次にオーブンの温度を200度まで上げ、さらに肉を30分加熱します。30分経ったら皿をオーブンから取り出し、肉をひっくり返してさらに30分加熱すると出来上がりです。