スペインの語り部、アントニオからのメッセージ #2

line twitter facebook

皆さんお久しぶりです。”スペインの語り部”ことアントニオです。前回の投稿から随分と時間が経ってしまいましたが、今回はスペインのアストゥリアス州についてお話ししようと思います。

アストゥリアス州って?

アストゥリアス州はスペインの北端に位置する州です。下の地図を参照ください。

アストゥリアス州といえば、スペイン人は真っ先に美しい自然(森、湖や海岸など)を思い浮かべるのですが(アストゥリアスには絶滅危惧種のヨーロピアン・ブラウン・ベアが生息しているのが確認されています)、実は特筆すべきはその素晴らしい郷土料理の数々なのです

私のお気に入りのレストラン

マドリッドの私のお気に入りのレストランの一つが、エル・ニェルというアストゥリアス料理のレストランです。このレストランは、今は亡き先代のヴィセンテさんが30年前に開業したのが始まりで、今は息子のフェルナンドが彼の後を継いで営んでいます。(下の写真が私(向かって左)とフェルナンド(向かって右)。)

Restaurante El Ñeru
C/Bordadores, 5
Madrid 28013
Tel.: 91 541 11 40

私はこのレストランに20年間通い続けていますが、一度も残念な思いをしたことはありません。(予約が取れなかった時以外は・・・。)

私の定番は、前菜にツナとトマトのサラダ、その後ピクシンというアンコウの唐揚げを注文し、最後に有名なファバーダ白インゲンのシチュー)を頂きます。

そして、ファバーダと合うワインと言えば、何と言ってもアストゥリアスの南のバリャドリッドにあるリベラ・デル・デゥエロの赤ワインです。この組み合わせは最高です。

こちらのレストランで提供される食材は全てアストゥリアスから取り寄せたものです。

そしてデザートにはアストゥリアス地方の伝統的な料理の一つ、アロス・コン・レチェ(米を牛乳で煮た甘いお粥)チーズケーキを頂きます。

レシピのご紹介

これらの料理のレシピを以下に簡単にご紹介しましょう。

アロス・コン・レチェ(米を牛乳で煮た甘いお粥)

材料

米:100g、牛乳:1.2ℓ、水:1カップ、シナモン・スティック:2本、レモンの皮:レモン1個分、塩:一つまみ、無塩バター:50g、砂糖:180g

  1. まず、小さなフライパンに水、シナモン、レモン、塩とお米を入れます。そして、弱火で水が蒸発して無くなるまでかき回します。
  2. そこで沸かした牛乳を半分量注ぎ、さらにかき混ぜます。牛乳が固くなってきたら、少しずつ残りの牛乳を足します。
  3. 十分固くなったら、バターと砂糖を加えます。
  4. 最後に火を止め、シナモンとレモンを取り出します。そしてときどきかき混ぜながら冷ますと出来上がりです。

ファバーダ白インゲンの煮込み)

材料(4人分)

白インゲン豆:500g、チョリソー:2本、ブラッド・ソーセージ:2本、豚肉:200g、ベーコン:200g

  1. 白インゲン豆を水に一晩漬けておきます。
  2. まず白インゲン豆をザルにあけ、厚手の鍋に移し、豆が水に浸るまで水を入れます。
  3. ソーセージ、ブラッド・ソーセージ、ハム、ベーコン、肉を加え、インゲン豆が柔らかくなるまで、途中でアクを取り除きながら煮込みます。
  4. 水が無くなったら、適宜つぎ足します。最後に塩で味を調え、揚げニンニクとパプリカを振りかけて出来上がりです。

アストゥリアスにはここでは紹介しきれないほど沢山の観光地があります。ぜひ一度訪れてみてください。