スペインの内陸部地方、マドリッドの南に広がる広大なカスティーリャ・ラ・マンチャ州、その中で最大の面積を誇るワイン産地であるD.O.ラ・マンチャは、ブドウの栽培面積ではスペイン最大で、その面積はオーストラリアのブドウ栽培面積合計の3倍にもなります。

ここはメセタの台地の真っ只中にあり、冬の寒さは厳しく、夏は40℃を超える酷暑が続き、年間降水量は僅か300mmという極めて厳しい気候環境にあります。厳しい夏の日光と酷暑からブドウを守るためブドウの樹は株仕立てが中心で、極めて不毛な土地であるために、植密度も1haあたり1,200本と非常に少なくなっております。

D.O.ラ・マンチャは、以前は安いワインを大量に生産し、隣接する首都マドリッドに大量に供給する産地という位置づけでしたが、最近は多くの生産者がクオリティーの高いワインを生産することに力を入れています。彼らは畑のロケーションの選択に細心の注意を払い、最新の醸造技術に加え、伝統的なティナハスと呼ばれる土製の巨大な器で発酵する技術などを併用しながら、この土地のテロワールを最大限に表現した高品質なワインを生み出しています。

ティナハス

契約ワイナリー

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