地中海西部、スペイン東岸の沖合にあるマヨルカ、マノルカ、イビザ、フォルメンテラの4島からなるバレアレス諸島および、大西洋のモロッコ沖合100kmにあるサンサローテ、フエルテベントゥーラ、グラン・カナリア、テネリフェ、ラ・ゴメラ、ラ・パルマ、エル・イエロの7島からなるカナリア諸島。

バレアレス諸島

ワインの特徴

マヨルカ島中央部の西側に位置するDOビニサレム‐マヨルカとマヨルカ島中央部から東部にかけて位置するDOプラ・イ・リュバンの二つのDOがある。代表的なブドウ品種は、白がモル、黒がマント・ネグロ。マント・ネグロから造られる軽い赤ワインがこの島の名物だが、最近は樽熟成したり国際品種をブレンドしたりして、品質の高いワインも造られるようになった。

料理

ヨーロッパ屈指のリゾート地マヨルカ島を含む島々で生産されるブドウの75%は黒ブドウ。個人的にはここのSobrasadaがお薦めだが、ここではイースターに食べられているFritos mallorquinをご紹介。豚の内臓肉(レバー、肺、血)と各種野菜を月桂樹とフェンネルを加え塩コショウとニンニクで種類別に炒めて合わせたもの。

カナリア諸島

ワインの特徴

火山列島のカナリア諸島は、火山灰質の土壌で覆われている。代表的なブドウ品種は、白がマルバシア、モスカテル、リスタン・ブランコ、黒がリスタン・ネグロ、ネグラモル。

ワインの生産量が一番多いのがテネリフェ島。テネリフェ島の北東端に位置するDOタコロンテ・アセンテホは同島最大の栽培面積を持ち、熟成タイプの良質な赤ワインを生み出す。島の中央部のテイデ山麓から北の海岸にかけて位置するDOバリェ・デ・ラ・オロタバでは、リスタン・ブランコで造る辛口の白、リスタン・ネグロで造る赤ワインが主流。島の北西部に位置するDOイコデン・ダウテ・イゾーラは、リスタン・ブランコの白で知られる。

サンサローテ島のDOサンサローテは白の甘口が主流だが、最近は早飲みタイプの白・ロゼ・赤も造る。

ラ・パルマ島のDOラ・パルマではマルバシア主体で甘口から辛口までの白ワインを造る。

料理

その名の通りカナリアの原産地であり1年を通して旅行に適しているという素晴らしい場所。

Mojo picónという辛いソースが有名。

ここでは伝統的なお肉料理Ropa viejaを地産のワインに合わせたいと思う。

古着という意味の料理で残ったお肉にひよこ豆や野菜を合わせる。肉と豆は別に火を通して置き、月桂樹、タイム、クローブを入れた白ワインとスープストックの中でもうひと煮立ちさせ最後にじゃがいもを入れる。栄養満点の一品。