マドリッド以北のスペイン一広大な面積を持つカステーリャ・イ・レオン州、マドリッド州、マドリッド以南のカスティーリャ・ラ・マンチャ州、そしてスペイン南西部のエクストレマドゥーラ州の4つの州からなる地域。

カスティーリャ・イ・レオン州はメセタ(スペインの内陸部に広がる海抜700m~1,100mの広大な大地)の北側に広がり、ブルゴスの大聖堂、セゴビアの水道橋、サラマンカの旧市街など7つのユネスコ世界遺産がある。またスペインの公用語であるカスティーリャ語の発祥地でもある。

マドリッド州はいわずもがな首都マドリッドがある自治州で、スペインのほぼ中央に位置する。

カスティーリャ・ラ・マンチャ州は、ドン・キホーテの舞台となったマドリッドの南に広がるメセタ上の乾燥した大平原の中にあり、州都は古都トレド。ブドウ栽培面積は世界最大を誇る。

カステーリャ・イ・レオン州

ワインの特徴

寒暖差の激しいメセタの大地は良質なブドウの栽培に適しており、全部で9つのDOがある。

DOCaリオハと並んでワインの銘醸地と知られるDOリベラ・デル・ドゥエロでは、主にテンプラニーリョから造られる、長期熟成タイプのパワフルな赤ワインで知られる。

DOシガレスはロゼワインの産地として有名だったが、最近は良質な赤ワインも生産している。

DOルエダでは、ベルデホやソーヴィニョン・ブランから造られるフレッシュな白ワインで有名。

DOトロでは近年テンプラニーリョから濃厚ながらも洗練された赤ワインを造るようになった。

ガリシア州に隣接するDOビエルソでは黒ブドウのメンシアから高品質で冷涼感のある赤ワインが造れている。

また、DOティエラ・デ・レオンでは土着品種のプリエト・ピクードから造られるロゼや赤ワインが注目されている。

代表的なブドウ品種は、白がベルデホゴデーリョ、赤がテンプラニーリョ

提携ワイナリー

料理

一口には言えないバラエティ豊かなワインを作り出している地域。テンプラニーリョ 100%のワインでも個性豊か。またルエダの白、シガレスのロゼも魅力がある。今回はビエルソとリベラデルデュエロのワインでマリアージュを考えてみた。

「ビエルソ」

カスティーリャイレオンの北部に位置しガリシアに近い。エレガントなワインの産地。Pimiento de BierzoやPulpo a feiraとのマリアージュ:ビーニャ ミガロン ブランコ(Viña Migarron Blanco)

ビエルソ地元産の赤ピーマンのオーブン焼きやガリシアで有名なタコ料理。

名前は“お祭りタコ”だがスペイン各地では“タコのガリシア風”と呼ばれている。茹でて切って塩・パプリカ・オリーブオイルをかけるだけとシンプルだが、とても美味しいリピしたくなるタパスの1つ。

ヴィーニャ 三ガロン ブランコ

地元の伝統的なソーセージBotillo de Bierzoとのマリアージュ:カンポ レドンド ティント ロブレ(Campo Redondo Mencia)

昔から受け継がれる伝統の腸詰。

何とワインの生産者さんから原材料の黄金比率について教えていただいた!

少なくとも全体の65%、最大90%は豚のリブロースを使い、その他は10%~最大20%までのテール肉およびタン、ホホ肉やロースも使えますが構成の20%を超えてはならないのだそう。

これらが守られているからこそ、今も昔も変わらぬ味わいが楽しめる。

「リベラデルデュエロ」

一度は飲んでみたいUnicoもココのワイン。

沢山ある魅力的なお料理。中でもValladolodにあるCastillo de PeñafielのあたりでいただけるLechazoとのマリアージュ:ヴィラノ ロブレ ブラック(Vilano Roble Black)

草を食べ始める前の乳飲み子羊をお水と塩のみでオーブン焼きしたもの。

カスティーリャイレオンは小麦の産地でもある為、パンを浸してスープまでいただく極上の1品。

マドリッド州

ワインの特徴

ガルナッチャを主体とした品質の高いワインが最近造られるようになった。代表的なブドウ品種は、白がアルビーリョ、黒がテンプラニーリョ、ガルナッチャ。

カスティーリャ・ラ・マンチャ州

ワインの特徴

8つのDO、(スペインで14あるうちの)8つのVPがある。地域内最大の産地、DOラ・マンチャは、従来は低品質のワインを大量生産するといったイメージだったが、近年は国際品種も多く取り入れ、フレッシュですっきりした白ワインや、親しみやすい味わいの赤ワインなど、コストパフォーマンスのよいワインが造られるようになり、さらにはより高品質のワインも生み出されつつある。代表的なブドウ品種は、白がアイレン、マカベオ、黒がセンシベル(テンプラニーリョ)、ガルナッチャ。

契約ワイナリー

料理

風車やドン・キホーテを思い浮かべる方が多いかと。料理は比較的質素な食材を最後まで余すことなく使ったメニューが伝統的。

例えばMigas。直訳すると料理の名前がパンくず。

Migas manchegas con uvasはこのお料理に国内最大生産量を誇るブドウを入れたもの。

みじん切りのニンニクをラードで炒め、細かく刻んだトマトやピーマン、チョリソなどを炒め合わせたところへ細かくちぎったパンを入れて煮汁を吸わせてさらに炒めていく。

テンプラニーリョ100%のラデロ テンプラニーリョラデロ ティント クリアンサと合わせて。

皆さんご存知の生ハムメロン、こちらはラデロ アイレン ベルデホと合わせてお食事のスタートに。

またラデロ ロサード テンプラニーリョにはなんとでも相性の良いしかも簡単に作れるチョリソやベーコンのスクランブルエッグDuelos y quebrantosやシンプルなおつまみピーマンをオーブンで焼きフレッシュなトマトのダイスカットAと合わせるsadilloもお薦め。

エクストレマドゥーラ州

ワインの特徴

DOは一つのみ。農業以外に主要産業がなく、スペインの中でも最も貧しい地域で、従来はバルクワインなどの安価なワインの生産が主体だった。しかし近年は国際品種を栽培し、パワフルで熟成した赤ワインも造られるようになってきた。代表的なブドウ品種は、白がアラリヘ、パルディーナ、黒がガルナッチャ、テンプラニーリョ