フィンカ・バルデラスカレタス 2020 (Finca Valdelascarretas 2020)

クラシックとモダンが見事に融合した、リオハ白の新たなスタイルを示す。

Bodegas Perica（ボデガス・ペリカ）の「Finca Valdelascarretas（フィンカ・バルデラスカレタス）」は、リオハの伝統を受け継ぎながらも、現代的な感性で新たな白ワインの可能性を追求した逸品。スペイン北部、リオハ・アルタのサン・アセンシオ村に位置する自社畑「バルデラスカレタス」は、標高およそ650メートルの高地に広がり、昼夜の寒暖差が大きく、ブドウに繊細な酸と複雑なアロマをもたらす。土壌は粘土石灰質で、水はけが良く、ブドウの根が深くまで伸びることで、土地のミネラルを余すことなく吸い上げることができる。こうして得られる果実は、リオハならではの豊かな果実味と、上品でクリーンな骨格を兼ね備えている。

収穫はすべて手摘みで行われ、果実の完熟度を丁寧に選別。ワイナリーに運ばれたブドウは低温で優しく圧搾され、フレッシュさとアロマを損なわないよう徹底した温度管理のもと発酵が行われる。発酵の一部はフレンチオーク樽で行われ、さらに数ヶ月間のシュール・リー（澱とともに熟成）によって、まろやかな質感と奥深い風味が生まれる。澱を除去した後、さらにフレンチオーク樽で15ヶ月熟成。総生産数は年間4,000本～5,000本。

滑らかでクリーミーなテクスチャー

グラスに注ぐと、淡い黄金色の輝きが美しく、香りには白桃や洋梨、シトラス、アプリコットなどの果実に加え、白い花やアーモンド、そしてわずかなヴァニラやトースト香が重なる。口に含むと、豊かな果実味と爽やかな酸が絶妙なバランスをなし、滑らかでクリーミーなテクスチャーが感じられる。ミネラル感に支えられた余韻は長く、エレガントな印象を残す。

シーフードから、軽めの鶏肉料理まで幅広いマリアージュが楽しめる

このワインは、魚介類や白身魚のグリル、シーフードリゾット、鶏肉のクリームソース、さらには熟成チーズなどとの相性も抜群。料理に寄り添いながらも、その存在感を失わない上質な味わいは、食卓を一層豊かに彩る。

「Finca Valdelascarretas」は、ボデガス・ペリカが掲げる“テロワールを映し出すワイン造り”の哲学を最も象徴するキュヴェのひとつ。リオハの伝統的品種ヴィウラのポテンシャルを最大限に引き出し、果実、酸、樽の見事な調和を実現したこのワインは、クラシックとモダンが見事に融合した、リオハ白の新たなスタイルを示しています。

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ワイン・データ

• ワイナリー：ボデガス・ペリカ（Bodegas Perica）
• 地域：ラ・リオハ州
• 原産地呼称：D.O.Ca リオハ
• タイプ：白、フルボディ、辛口
• 容量：750ml
• 度数：13.0%
• 品種：ビウラ（マカベオ）100％