フィンカ・サンタ・フリタ 2021 (Finca Santa Julita 2021)

ワイナリーの哲学を最も純粋に表現した特別なワイン

「Finca Santa Julita（フィンカ・サンタ・フリタ）」は、リオハ・アルタの自然と職人技が見事に融合した、ワイナリー渾身の限定キュヴェ。1920年創業のBodegas Pericaは、リオハ地方サン・アセンシオに拠点を置く家族経営の名門。四世代にわたって「土地の個性を尊重し、ブドウそのものの声をワインに映す」ことを理念に掲げている。Finca Santa Julitaは、その哲学を最も純粋に表現した特別なワインとして位置づけられている。

このワインに使用されるブドウは、サン・アセンシオ近郊にある自社単一畑「サンタ・フリタ農園」で栽培されたテンプラニーリョ100%。標高500メートルを超える丘陵地に広がる畑は、昼夜の寒暖差が大きく、果実に豊かな香りと凝縮感、そして美しい酸をもたらす。ブドウは手摘みで丁寧に収穫され、厳格な選果を経てフレンチオークの発酵槽でアルコール発酵とマロラクティック発酵を行う。発酵後、厳選されたフレンチオーク樽で約15か月熟成。さらに瓶内で静かに熟成を重ね、繊細さと力強さを併せ持つワインへと仕上げられる。年間生産量は4,000本～5,000本。

力強くも優雅な味わい

グラスに注ぐと、深みのあるルビーレッドの色調。香りは熟したチェリーやブラックベリーなどの果実香に、スミレ、カカオ、バニラ、そしてほのかなスパイスやミネラルのニュアンスが複雑に重なる。口に含むと、しなやかなタンニンとバランスの取れた酸が広がり、余韻にはリオハ・アルタらしいエレガントな長さが感じられる。樽のニュアンスは控えめで、あくまで果実味とテロワールの個性を引き立てる存在です。

「Finca Santa Julita」は、リオハの伝統を守りながらも、モダンで洗練された感性を持つ一本。力強くも優雅な味わいは、赤身肉やラム、熟成チーズとの相性が抜群。Bodegas Pericaが誇る自社畑の魅力と家族の情熱が詰まった、唯一無二のテロワールワインとして、高い評価を受けている。

このワインに興味のある方には、下のワインもおススメ。

マエストロ　エリアス

ワイン・データ

• ワイナリー：ボデガス・ペリカ（Bodegas Perica）
• 地域：ラ・リオハ州
• 原産地呼称：D.O.Ca リオハ
• タイプ：赤、フルボディ、辛口
• 容量：750ml
• 度数：13.5%
• 品種：テンプラニーリョ 100%