D.O.Ca リオハ
スペイン北部地方に位置するD.O.Caリオハ(Denominación de Origen Calificada Rioja)は、スペインを代表する最も名高いワイン産地であり、国内で初めて「D.O.Ca(特選原産地呼称)」の称号を得た地域です。その歴史は古く、古代ローマ時代からワイン造りが行われていたとされ、中世には巡礼路サンティアゴ・デ・コンポステーラを通じてヨーロッパ各地にその名が広まりました。19世紀後半、フランスのフィロキセラ禍を逃れた醸造家たちが技術と樽熟成の文化をリオハにもたらしたことで、現在の高品質ワインの基盤が築かれました。
リオハはエブロ川流域に広がり、地理的に「リオハ・アルタ」「リオハ・アラベサ」「リオハ・オリエンタル(旧バハ)」の3地域に分かれます。アルタは冷涼でエレガントな酸味と香り高さが特徴、アラベサはバランスの取れた果実味と深み、オリエンタルは温暖な気候による力強い果実味と骨格のあるスタイルが生まれます。これらの地域が織りなす多様なテロワールが、リオハの複雑で調和の取れた個性を形づくっています。
主要品種は赤ワインのテンプラニーリョで、柔らかなタンニンと熟成による深みが魅力。ガルナッチャ、グラシアーノ、マスエロ(カリニャン)などの補助品種とブレンドされ、芳醇で長命なワインが造られます。白ワインではビウラ(マカベオ)が中心で、樽熟成による香ばしさと豊かな味わいを楽しめます。
リオハの大きな特徴は、厳格な熟成区分制度です。樽と瓶で長期熟成された「クリアンサ」「レセルバ」「グラン・レセルバ」は、熟成期間と品質基準が明確に定められ、長い年月を経て深みと複雑さを増します。そのクラシックなスタイルに加え、近年は果実味を重視したモダンなリオハも登場し、多様な表現が共存しています。
伝統と革新が見事に調和したD.O.Caリオハは、スペインワインの象徴として、世界中のワイン愛好家に愛され続けています。
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