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「スペインワインの『モナストレル』って、具体的にどんな味?」

「濃厚な赤ワインが好きだけど、カベルネ以外で美味しい品種を知りたい」

「このワインに合う料理はなんだろう?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?

結論から言うと、モナストレル(Monastrell)は、地中海の太陽をたっぷり浴びた「凝縮感のある果実味」と「程よいスパイシーさ」が魅力の、今注目のブドウ品種です。

この記事では、スペインワイン専門店エスタリコ・ジャパンが、プロの視点でモナストレルワインの特徴をわかりやすく解説します。さらに、絶対にハズさないおすすめワイン3選や相性抜群のごはん、そして東京の大手町や京橋などのマルシェで直接私たちが販売している情報までご紹介。

これを読めば、次に選ぶべき一本が必ず見つかります。ぜひ最後までご覧いただき、モナストレルの奥深い世界に触れてみてください。

Table of Contents

モナストレルワインとは?スペイン・バレンシア地方原産の黒ブドウ品種

モナストレル(Monastrell)は、スペインのバレンシア地方を原産とする黒ブドウ品種です。

スペイン国内では主に地中海沿岸地域で栽培されており、特にムルシア州ではブドウ栽培面積の約80%をこのモナストレルが占めるほど、地域に根付いた品種です。

地中海地方の太陽が育む「モナストレル(Monastrell)」の魅力

モナストレルの最大の魅力は、過酷な環境でも力強く育つ生命力です。

この品種は発芽が遅いため、春先の遅霜の被害を受けにくく、標高の高い地域での栽培に適しています。また、乾燥(旱魃)にも非常に強いという特性を持っています。

降雨量が少なく、太陽が照りつける地中海沿岸は、まさにモナストレルにとっての楽園です。晩熟(熟すのが遅い)タイプであるため、温暖な気候の中でじっくりと時間をかけて完熟させることで、その香りのポテンシャルが最大限に引き出されます。

さらに注目すべきは、「有機栽培(オーガニック)」との相性の良さです。乾燥した気候は病害のリスクを減らすため、有機栽培が比較的容易であり、近年では多くの栽培農家が環境に優しい有機栽培へと切り替えています。私たちが扱うワインにオーガニックが多いのも、こうした理由があるのです。

味わいの特徴:凝縮した果実味と長期熟成のポテンシャル

モナストレルの果実は「小粒で果皮が厚い」のが特徴です。これにより、ワインには以下の成分がたっぷりと含まれます。

  • 豊富なポリフェノール
  • 濃い色調
  • しっかりとしたタンニン

これらは、長期熟成タイプのワインを造るのに最適な要素です。熟成を経たモナストレルは、熟した黒系果実の香りに加え、ラベンダー、タイム、ローズマリーといった地中海のハーブの香りを纏います。フルボディでアルコール度数が高く、酸味は中程度。まさに「飲むご馳走」のような満足感があります。

一方で、醸し(果皮を漬け込む工程)を短くしたり、カーボニックマセレーション(炭酸ガス浸漬法)という技法を用いたりすることで、「早飲みタイプ」のワインも造られます。こちらはフレッシュな黒系果実の香りと、比較的軽やかなボディが楽しめます。

エスタリコジャパン厳選!おすすめのモナストレルワイン3選と合う料理

ここからは、エスタリコジャパンが自信を持っておすすめするモナストレルワインを3本ご紹介します。「スパークリング」「濃厚プレミアム」「高コスパ」とタイプが異なるものを厳選しましたので、シーンに合わせてお選びください。

1. 【スパークリング】モナストレル ロゼ レゼルバ ブリュット ナトゥーレ 2016

〜焼き鳥とも合う!? 24ヶ月瓶内熟成の本格派ロゼ・カヴァ〜

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モナストレルといえば赤ワインのイメージが強いですが、実はスパークリング(ロゼ)も絶品です。チャーミングなピンク色の外観とは裏腹に、味わいはキリッとドライ(Brut Nature)。シャンパンと同じ「瓶内二次発酵」製法で造られており、きめ細やかな泡と熟成感が楽しめます。

【ここがすごい!3つの特徴】

  • シャンパン製法×長期熟成: 最低24ヶ月の瓶内熟成を経ており、複雑でエレガントな味わい。
  • こだわりの製法: 醸し(スキンコンタクト)を行い、ブドウ本来のアロマと美しい色合いを抽出。
  • 名門の技術: ロジャー・グラートで40年活躍した父を持つジョルディ・ヴァルス氏が手掛ける、技術の結晶。

【おすすめのペアリング】

熟したベリー系の香りに加え、ハーブのようなニュアンスと心地よいタンニンがあります。

  • 炭火焼き鳥(タレ・塩どちらもOK):特におすすめ!
  • 生ハム、シーフードサラダ

2. 【赤・プレミアム】フリア 2020(Julia 2020)

〜樹齢60年の古木が生む、濃厚でビロードのような余韻〜

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「これぞモナストレルの最高峰」と呼びたい一本。ベルギー出身の夫妻が運営する「ボデガ・デ・モヤ」が、絶滅の危機にあった土着品種を最新技術で復活させました。樹齢60年という貴重な古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)から造られるワインは、パワーと繊細さを兼ね備えています。

【ここがすごい!3つの特徴】

  • 樹齢60年の古木×有機農法: 標高650mの畑で育ったブドウを使用。1本の樹からわずか1kgしか収穫しない贅沢な造り。
  • フリーランジュースのみ使用: 圧力をかけずに自然に流れ出る果汁のみを使い、雑味のないピュアな旨味を実現。
  • 18ヶ月の樽熟成: フレンチオークでじっくり熟成させ、バニラやモカ、スパイスの複雑な香りを纏わせています。

【おすすめのペアリング】

ブラックベリーやカシスの濃厚な香りと、滑らかなタンニンが特徴です。

  • 牛ステーキ、ビーフシチュー
  • デミグラスソースを使った料理

3. 【赤・高コスパ】グロリア 2021(Gloria 2021)

〜有機栽培×樽熟成12ヶ月!シルキーで飲みごたえ抜群〜

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先ほどの「フリア」の妹分にあたるワインですが、その実力は折り紙付き。コストパフォーマンスに優れており、「モナストレルを初めて飲む」という方にも最初におすすめしたい一本です。樹齢40年のブドウを使用し、凝縮感がありながらも非常にシルキーで飲み疲れしません。

【ここがすごい!3つの特徴】

  • 本格派なのに高コスパ: 有機農法、手摘み収穫、フリーランジュース使用と、上位キュヴェ同様の手間暇をかけています。
  • 12ヶ月の樽熟成: 樽由来のチョコレートやバニラのニュアンスが、果実味に深みを与えています。
  • 絶妙なバランス: 酸味とタンニンのバランスが良く、抜栓してすぐから美味しく楽しめます。

【おすすめのペアリング】

なめし革やバルサミコのような大人な香りも楽しめます。

  • ラムチョップ、ジビエ料理
  • 脂の乗った豚肉のグリル

エスタリコ(estarico)のワインはどこで買える?ECサイトとマルシェ情報

「記事を読んでモナストレルを飲んでみたくなったけれど、どこで買えるの?」という方へ、エスタリコジャパンのワイン購入方法をご案内します。私たちはオンラインとオフラインの両方で、皆様にスペインワインをお届けしています。

公式オンラインショップなら24時間いつでも購入可能

最も手軽なのは、エスタリコジャパンの公式ECサイトです。今回ご紹介したモナストレルワインはもちろん、スペイン各地から厳選した珍しい銘柄も多数取り揃えています。ワイン仕入れを個人で行うようなこだわり派の方にも満足いただけるラインナップを目指しています。詳細なテイスティングコメントも掲載していますので、じっくりと選びたい方はぜひサイトを覗いてみてください。

東京のマルシェで対面販売中!スタッフと話して選べる楽しさ

私たちは、東京エリアを中心に開催されるマルシェにも積極的に出店しています。マルシェの醍醐味は、なんといっても対面販売です。「今日の夕飯はこれなんだけど、どれが合う?」「渋みが少なくて飲みやすいのは?」など、スタッフに直接相談しながらワインを選ぶことができます。試飲ができる場合もありますので、自分の舌で確かめてから購入したい方には特におすすめです。

【最新情報】今後出店予定のマルシェスケジュール(11月)

エスタリコジャパンは、都内近郊のマルシェに積極的に出店しています。「ネットで買う前に味を確かめたい」「スタッフにおすすめを聞きたい」という方は、ぜひ会場へお越しください!

直近のスケジュールは以下の通りです。

  • 11月21日(金)|西新宿
    • 西新宿NSマルシェ
    • 場所: 新宿NSビル 1Fロビー(東京都新宿区西新宿2丁目4−1)
    • オフィスビルの開放的なロビーで開催されるマルシェです。
  • 11月22日(土)・23日(日)・24日(月・祝)|立川
    • Green Grown Marche(秋の大収穫祭)
    • 場所: Green Springs(東京都立川市緑町3番1)
    • 緑豊かな「Green Springs」で開催される3日間のイベント。秋の味覚とワインを楽しめます。
  • 11月27日(木)|大手町
    • 大手町マルシェ
    • 場所: 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ 地下1階通路(東京都千代田区大手町1-9-2)
    • 地下通路での開催なので天候を気にせずお買い物が楽しめます。お仕事帰りにぜひ。
  • 11月28日(金)|東京駅・日本橋
    • Tokyo Torch Market
    • 場所: Tokyo Torch Park(東京都千代田区大手町2丁目6番4号)
    • 東京駅日本橋口の目の前。夜風を感じながらワインを選ぶのに最高のロケーションです。
  • 11月29日(土)|赤坂・六本木
    • ヒルズマルシェ
    • 場所: アークヒルズ アーク・カラヤン広場(東京都港区赤坂1-12-32)
    • アークヒルズで開催される都内最古参の老舗マルシェ。上質な食材が集まります。
  • 11月30日(日)|笹塚
    • 京王線笹塚駅構内 ポップアップ出店
    • 場所: 京王線笹塚駅構内(フレンテ前)(東京都渋谷区笹塚1丁目56-7)
    • 駅直結でアクセス抜群。お出かけのついでに気軽にお立ち寄りいただけます。

過去のマルシェ出店実績・イベントレポート

エスタリコジャパンはこれまでも多くのマルシェに出店し、多くのお客様と出会ってきました。過去の出店実績の一部をご紹介します。

大手町・西新宿・京橋など都内主要エリアでの活動

私たちは、オフィスワーカーや近隣住民の方々が多く集まるエリアを中心に活動しています。

「大手町森のマルシェ」「西新宿NSマルシェ」ほか

大手町のビル街にある緑豊かな空間で開催される「大手町森のマルシェ」や、西新宿のランドマークで開催される「西新宿NSマルシェ」は、私たちにとって馴染み深い場所です。夕方以降はライトアップされることもあり、ワインの雰囲気にぴったりの空間で販売を行っています。また、大阪の「ダイビルマルシェ」に出店した経験もあり、地域ごとの特色を楽しんでいます。

「クラフトベースマーケット(Craft Base Market)」など

こだわりの作り手が集まる「クラフトベースマーケット」のようなイベントにも参加しています。ここでは大量生産品ではない、個性豊かな商品を探している感度の高いお客様が多く、私たちの扱うニッチなスペインワインも大変好評をいただいています。

お客様との交流で見えた「美味しい」の声

マルシェの現場では、お客様から直接「美味しい!」という言葉をいただけることが私たちの最大の喜びです。スペイン語で「美味しい」を意味する「Está rico(エスタリコ)」という店名の通り、皆様の食卓に笑顔を届けることが私たちの使命だと再確認できる場所です。「前回すすめられたワインが良かったからまた来たよ」というリピーターの方にお会いできるのも、対面販売ならではの魅力です。

モナストレルが好き・興味がある人におすすめしたい他のスペインワイン

エスタリコジャパンでは、有名な品種だけでなく、その土地ごとの個性が光る土着品種も大切にしています。モナストレルを入り口として、スペインワインの多様で奥深い世界へさらに踏み込んでみてはいかがでしょうか。

スペインワイン専門店が提案する「次の一本」

迷ったときは、ECサイトのお問い合わせやマルシェの店頭で、お好みの味をお伝えください。あなたにぴったりの「次の一本」をご提案します。

まとめ:モナストレルワインでスペインの情熱と豊かな食卓を

モナストレルは、スペインの太陽と大地の恵みが詰まった、情熱的で味わい深いワインです。その濃厚な果実味とスパイシーさは、トマトや野菜を使った料理との相性が抜群で、いつもの食卓をより豊かに彩ってくれます。

エスタリコジャパンでは、そんなモナストレルの魅力を最大限に引き出したワインを厳選してお届けしています。ECサイトでじっくり選ぶもよし、東京のマルシェでスタッフと会話しながら選ぶもよし。ぜひ一度、私たちのワインを手に取ってみてください。心から「Esta rico!(美味しい!)」と言っていただける一本が、きっと待っています。

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